公開日 2020年07月15日
7月6日(月)~7月10日(金)までの5日間、高温材料について英語で学ぶ集中講義『Introduction to high-temperature materials』が行われました。この講義は、「先端金属素材グローバル拠点の創出―Next Generation TATARA Project―」における人材育成プロジェクトの一環として実現したもので、材料工学に関する専門英語の基礎的な読解力・記述力を身につけ、国際的な場での情報発信ができる人材の育成を目指して本年度から開講されました。
新型コロナウィルス感染拡大により、予定されていた今夏の訪日講義は叶いませんでしたが、次世代たたら協創センター(NEXTA) センター長のロジャー・リード教授や、グラハム・マッカートニー教授、ファウザン・アジマン博士(NEXTA副センター長)、チナパット・パンウィサワス准教授(レスター大学)、イールン・ゴン博士、トニー・タン博士ら、オックスフォード大学の教員が島根大学学生のために収録した特製のビデオ講義と、Zoomを利用し日本と英国をオンラインでつないだ質疑応答や演習を組み合わせて実施されました。
講義期間中の7月7日に行われた質疑応答には、総合理工学部や自然科学研究科、総合理工学研究科から20名あまりの学生がオンラインで参加し、講義内容に関する様々な質問をしていました。講義は超耐熱合金を主なテーマとした高度な内容ですが、「難しいからこそ学ぶ意味がある。将来の研究やたたらプロジェクトでの協働にきっと役に立つ。」とリード教授。学生からは「世界的権威の先生から学べるめったにない貴重な経験」との言葉が聞かれました。同様の講義は来年度以降も開講される予定です。
※この講義に関しては、『山陰中央新報2020年7月8日』及びTSKさんいん中央テレビ『TSK Live News it!』(7月9日放送)で紹介されました。
▼写真は7月7日オンライン質疑の様子。NEXTA副センター長・荒河一渡教授が島根大学会場で講義をサポート。
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