メッセージ

地域を担う人材の育成を

服部 泰直 (島根大学 学長)

次世代たたら協創センター(NEXTA)は、金属材料分野における高度専門人材の育成と世界最高水準の研究開発の中心的な役割を担う場として設置しました。 島根には、日本固有の製鉄技術「たたら製鉄」の文化が今もなお残っています。NEXTAではその伝統を受け継ぎながら、トップレベルの人材・大学・県内企業との協創によってイノベーションを創出し、グローバル競争力を持つ拠点の確立と未来の材料分野をリードする人材の育成を目指します。 島根県の強みである先端金属分野をさらに発展させ、「先端金属の聖地・島根」の実現を目指し、世界に発信していきたいと考えています。

島根で世界を変える研究を

佐藤 光司 (事業責任者、前 日立金属株式会社 代表執行役 執行役社長)

かつて自然との共存を実現していた、たたら製鉄。そこからつながる特殊鋼の「ものづくり」で次世代の環境に親和する製品を生み出す仕事をやっていきたいと思います。 島根が世界で認められるためには人づくりが一番大切であり、基点となるのが次世代たたら協創センターです。優秀な先生方に世界トップレベルの人材が加わり世界と肩を並べて戦える体制が整いつつあります。胸を堂々と張って研究に取り組み、世界を変えてほしいと思います。

若者の可能性を最大限に

Roger C. Reed (センター長、オックスフォード大学 教授)

次世代たたら協創センターを電気自動車や航空エンジンに必要な次世代材料製造の拠点にしたいと考えています。 日本が常にものづくりの分野で強いのは、日本の製品が高品質だからです。これは続けて行かなければなりません。 日本で、世界の人には作ることができない製品を作ることを意識すべきです。 このために大切なことは、未来を担う若者の教育です。 我々教育者が若者の持つそれぞれの個性や能力について理解し、若者の可能性を引き出せるような手を差し伸べることができれば、彼らは成功できます。若者を勇気づけ挑戦させること、これが一番重要です。
日本の若者には、決してあきらめない心を持ってほしいです。どこの出身であるとか、どんなに貧しい環境の出身であるかに関わらず、自分の夢にたどり着くことは可能です。 一生懸命に勉強し、働けば素晴らしい結果を得られます。自分の好きなことを追求してください。

研究の最前線となるセンターに

秋重 幸邦 (イノベーション創出機構長、島根大学 副学長)

次世代たたら協創センターは、島根県に残るたたら製鉄の伝統を受け継ぎながら次世代の新しい材料を研究・開発し、将来的には航空機エンジンやモーターに使えるものを作る研究における最前線となるセンターにしていきたいと思っています。 島根県は今、人口減少が続いていますが、この産官学のプロジェクトを進めていくことで、産業が創成され、雇用が生まれ、学生たちにとって魅力ある島根県をつくり出せるよう、好循環を生み出していきたいと思います。