NEXTAの研究

材料工学の4つの柱(Pillar)

Four pillars


金属素材研究に集中・特化した、国内有数の研究機関であるNEXTA。
「究める」「つなぐ」「拡げる」の拠点として、4つの領域の相互連携により、研究開発の問題解決につなげます。
●Pillar 1: 金属材料の微視的構造を視る
●Pillar 2: 金属材料の強さを測る
●Pillar 3: 金属材料を設計する
●Pillar 4: 金属材料を創る
 

 


 

Pillar 1
Pillar 1: 金属材料の微視的構造を視る

原子~ナノ~ミクロンスケールの微視的構造は、金属の性質の起源です。NEXTAでは、各種顕微鏡および分析装置を駆使して、複雑な合金の結晶学的特徴を明らかにするとともに、高温、変形、水素イオン照射などの極限環境下での金属材料の微視的ふるまいを解明します。

想定される活用分野

 

航空機エンジン材料/高強度鉄鋼材料/耐水素脆化材料

 


 

Pillar 2
Pillar 2: 金属材料の強さを測る

材料の強さ、すなわち力学特性は、材料を構成する組織に支配されます。NEXTAでは、金属材料組織解析と組み合わせて、高温や雰囲気等の様々な条件下における材料の変形・破壊過程をミクロ~マクロにわたるマルチスケールで評価することによって、力学特性発現機構を明らかにします。

想定される活用分野

 

航空機エンジン材料/発電用ボイラー材料/高強度鉄鋼材料

 


 

Pillar 3
Pillar 3: 金属材料を設計する

物理学や数理科学をベースとしたシミュレーション技術、理論的なアプローチで材料開発を推進するとともに、実挙動の検証をおこないます。

想定される活用分野

 

数値解析の援用による材料の強靱化設計

 


 

Pillar 4
Pillar 4: 金属材料を創る

材料物性を最適化するため、鋳造法、焼結法などで材料を製造する技術、圧延・鍛造などの加工や熱処理などの技術を開発します。また、製造過程で発生する有価資源の回収などの環境調和型化学プロセス技術を開発します。

想定される活用分野

 

鋳造、焼結などを用いる新規材料製造・加工技術の開発/リサイクルをはじめとする環境調和型材料プロセスの開発