『しまね大交流会2020』に出展しました

公開日 2020年11月10日

学生や生徒が島根県を中心とする企業・行政・教育機関等と交流するイベント「しまね大交流会2020」がこのほどオンラインで開催され、次世代たたら協創センター(NEXTA)からは11月7日(土)午後のプロフェッショナルセミナーに出展しました。
セミナーにはNEXTAに属する教員の研究室から3名の学生が出演し、約30分のセッションを4回実施しました。各セッションでは、NEXTAの紹介を行った後、金属研究の面白さや研究内容について、具体例を交えながら発表しました。発表の内容は以下の通りです。

■NEXTA出展セミナーの内容
テーマ:「金属材料、中から見るか?外から見るか?」
1. 「ようこそ!島根大学次世代たたら協創センターへ」
  島根大学 総合理工学部 物質科学科 和田 瑞記さん
2. 「水素が金属を劣化させる?!~金属材料界の未解決問題~水素脆化(すいそぜいか)」 
  島根大学 総合理工学部 物質科学科 小宅 雄真さん
3. 「金属材料の強さのヒミツ ~金属組織と熱処理~」
  島根大学 大学院 自然科学研究科 平野 良馬さん

終盤の質疑応答では、参加者から「水素脆化の研究は、私たちの生活にどう役立つのか?」という質問があり、発表した学生から「例えば橋梁の橋脚など、水素が入り込みやすい環境に置かれる金属素材の耐久性向上に貢献できるなど、私たちの暮らしに繋がっている。」と説明がありました。セミナーの参加者からは、「今まで金属について漠然としか考えていなかったけれど、具体的な研究が島根大学で行われているのを聞いてイメージが湧いた。」などの感想が聞かれました。
 ※NEXTAの出展については、2020年(令和2年)11月8日の『山陰中央新報』で取り上げられました。

しまね大交流会2020