公開日 2020年07月16日
7月10日(金)、松江テルサにおいて「島根県鋳造関連産業振興協議会」が開催されました。同協議会は、県内の鋳造関連産業の成長発展を目的に、県内の鋳造関連企業、支援団体、行政機関で構成され、毎年度、研修事業、人材確保事業、商談会・展示会等の取り組みを行われています。今回は43名の参加のもと、講演会と協議会の二部構成で開催されました。
一部の講演会においては、同協議会の顧問を務められます、(公社)日本鋳造工学会会長(室蘭工業大学教授 兼 島根大学次世代たたら協創センター(NEXTA)客員教授)である清水一道客員教授による「(公社)日本鋳造工学会 第3期中期ビジョンについて」の講演のほか、本学NEXTAからは、白井匡人助教が「鋳造分野における機械学習の活用事例」として地元鋳造企業との産学連携の取り組みの紹介、三浦哲也特任教授がNEXTAの紹介について講演されました。
二部の協議会においては、各社の業況や協議会の今年度の活動計画について活発な議論が行われました。
(一社)日本鋳造協会の統計調査によると、島根県は銑鉄鋳物の生産量、生産額とも全国3位の規模を誇り、県内には高い技術力を有する特徴ある鋳造関連企業が集積しています。引き続き、同協議会のもと、産学官の取り組みが加速し、産業全体が活性化することで若者の定住に繋がることを期待します。