公開日 2022年10月07日
今回、アロイ先生と学生さん達は飛行機が飛び立つ瞬間を見に行ったようです。間近で見ると、ものすごい爆音と衝撃が伝わってきますね。飛行機のような大きいものを動かすエンジンにはどのような素材が使われているか知っていますか?
次世代たたら協創センター(NEXTA)では、金属素材のグローバル拠点を目指して「航空機産業プロジェクト」、「モータ産業プロジェクト」の二つの研究プロジェクトが進められています。
「航空機産業プロジェクト」では、航空機のエンジンに使われる「超耐熱合金」に関する研究が進められています。エンジン用の超耐熱合金は、耐食性、耐酸化性、高温強度に優れた合金が使われます。
今後もジェットエンジン部品市場は大きくなっていくことが予想されていますが、中でも一番重要な大型鍛造部品は残念ながら日本国内では製造されていない状況にあります。
そこで、NEXTAは県内の素材メーカーや関係企業、行政機関などと協力して新素材の開発、改良などの共同研究を進めながら、超耐熱合金を使用した航空機エンジン用大型鍛造部品の素材生産含め日本国内で製造していくことを目指しています。
そうして日本の航空機産業に貢献しながら、県内企業の連携のとれた生産体制をつくることで、島根県内の産業も活性化させていくことを目指し、産学官が力を合わせています。エンジン部品素材が改良されれば、最終的にはエコにもつながり、世界が変わっていくようなプロジェクトが進んでいます。
NEXTAで進行中のプロジェクトについてもっと知りたい方は詳しくはこちらから読むことができます。
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