公開日 2026年10月28日
本学では、地域の皆様からの寄附を原資とする「次世代たたら奨学金」により、次世代たたらプロジェクトに関連する材料研究に参画し、次世代たたらプロジェクトの教育研究活動等に積極的に協力する学生の研究力のさらなる伸長や、研究成果を広く発表する機会の確保、オックスフォード大学への研修渡航にかかる費用の経済的支援を行っています。
研究者としての能力及び資質の向上を主目的に令和8年度は、異分野の研究者又は実務経験を有する者との交流促進に係るオックスフォード大学への研修渡航等に要する費用の支援を受ける学生を募集しました。応募者による英語での研究発表等厳密な審査を経て、梶山修暉さん、三明優衣さん (ともに自然科学研究科 博士前期課程 理工学専攻 荒河一渡研究室)が研修生として選ばれ、8月2日から10日までの9日間、異分野の研究者や実務経験者との交流を通じて研鑽を積みました。
事前研修として、グラハム・マッカートニーNEXTA客員教授 (オックスフォード大学教授)とオンラインでの勉強会を複数実施しました。引率教員の北川裕之NEXTA基盤研究推進部門長(総合理工学部准教授)、研修生2名を含む複数の学生が参加し、現地研修に向けて準備を進めました。
現地では、グラハム・マッカートニー先生の指導の下、ロジャー・リードNEXTAセンター長(オックスフォード大学教授)を訪問。研究室のメンバーとの交流や実験実習に取り組みました。キャサリン・レイNEXTA客員教授(ケンブリッジ大学教授)の案内で、ケンブリッジ大学の最先端の研究施設を見学しました。
本研修の報告会は10月9日(金)に20名の教職員が参加し、NEXTAで開催しました。研修生2名がオックスフォード大学での研修内容や得られた成果、学びについて報告し、参加者と共有しました。本学の学生が世界の最先端のマテリアル領域の研究者の指導を直接受けられることで、自身の研究に大きな学びを得る機会となりました。

梶山修暉さん(自然科学研究科 博士前期課程 理工学専攻 荒河研究室)
オックスフォード大学やケンブリッジ大学を訪問し、世界最先端の研究環境に触れる貴重な機会をいただきました。その中で、研究設備の充実だけでなく、研究者同士が活発に議論し合える環境の重要性を強く感じました。
渡航前にはコミュニケーションに不安もありましたが、マッカートニー先生の事前指導のおかげもあり、現地では学生や先生方と円滑にコミュニケーションをとることができました。また英語での研究紹介や意見交換をおこなえたことは大変貴重な経験になりました。この渡航を通してとても視野が広がったと感じています。今後は様々な視点から自分の研究にアプローチしていきたいと思います。また英語での発表にも、積極的に挑戦していきたいです。最後になりますが本渡航にご尽力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
三明優衣さん (自然科学研究科 博士前期課程 理工学専攻 荒河研究室)
オックスフォード大学での研修渡航を通じ、英語コミュニケーションに対する意識や研究への取り組み方について、多くの刺激を受けました。
英語コミュニケーションは、自分の考えを英語で伝えることの難しさを痛感しましたが、伝えようとする積極的な姿勢が重要であること、またコミュニケーションをとれた時の喜びを実感しました。
また、現地学生の積極性やメリハリのある過ごし方に刺激を受けました。
今回の研修渡航で得られた学びを今後の研究活動に活かし、さらに成長できるよう努めてまいります。
この研修渡航にあたりご尽力いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。
北川裕之先生
今回の研修は、2名の学生が世界最先端の研究環境に触れ、海外の研究者との交流を通じて視野を広げる貴重な機会となりました。今後もこのような機会を活用し、多くの学生に海外での研究交流に積極的にチャレンジしてほしいと思います。

(文責 NEXTA柴田雅光)



