TECHNO-FRONTIER 2026に出展し事業成果をアピールしました

公開日 2026年08月05日

 内閣府地方大学・地域産業創生交付金事業「先端金属素材グローバル拠点の創出-Next Generation TATARA Project-」(令和5年から令和9年まで「展開枠」として採択)は、「先端金属素材の中心『島根』の創出」を2つのプロジェクトの産学連携研究開発で目指しています。
 2026年7月15-17日東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催された「TECHNO-FRONTIER 2026」(主催:一般社団法人日本能率協会)に次世代モータープロジェクトを中心に成果の発信をしました。展示会には約33,637人が参加され、NEXTAブースには3日間で379名を超える来場者が見学に来られました。
 展示ブースは株式会社守谷刃物研究所と連結し、アモルファスモーターコアと従来の電磁鋼板のモーターコアの違いを、ドローン用モーターやダクテッドファンモーターに組み込み、出力の増加や温度変化、損失の低減を比較展示で紹介しました。さらに、SUSANOOエンジンに搭載し燃焼テストを行ったTiAl製ブリスクとエンジンブレードを展示し、NEXTA研究テーマを紹介するポスターを掲示しました。
 今年度は、関連する研究室の学生もスタッフとして参加。メイン展示であるアモルファスモーターコアのデモストレーションやプロジェクトを紹介したり、自らの研究テーマを説明したりしました。また、リードセンター長、ライ客員教授も参加し、研究成果の比較のため、会場内を見て回り、来場者と意見交換を行いました。
事業成果の発信と事業化製品化に向けた他社との協議等を積極的に実施し、成果展開を進めました。
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■研究者の声
次世代モータープロジェクト 研究代表 太田元基教授
昨年に続き、ドローン用およびダクテッドファン用モーターの動体展示を行いました。今年はNEXTAやアモルファスモーターの「認知」にとどまらず、お客様に「実用場面を想起してもらうこと」を目指しました。
ドローンモーターではアモルファスモーターの低消費電力性だけでなく、動作時のコア温度を表示して低発熱性をその場で可視化したほか、ダクテッドファンではパワーや高効率性に加えて、高周波ノイズの極少さを実感いただくなど、現場での使用環境を意識した接客を行いました。
さらに、守谷刃物研究所と同一ブースで出展したことで、「実際に使ってみたい」という声に対して試作や加工の手順までスムーズに提示でき、具体的な商談や導入へつながる導線が確立できました。
昨年からの認知拡大を経て、今年は試作検討や共同研究といった「次のアクション」へ直結する手応えを得られる機会となりました。今後も現場のニーズに応える技術実装を推進してまいります。


■共同出展企業
株式会社守谷刃物研究所 太田守彦 東京営業所 所長
今回の「テクノフロンティア2026」でも、昨年に続きNEXTA、守谷刃物研究所が連携して高効率・低発熱モーターであるアモルファスモーターのデモ機を中心にした展示を行いました。今回はブースの場所が端にあり、集客が心配されましたが、逆に前年より多い、228名の方の来場があり盛況におわりました。
今回は、実際にアモルファスの積層リボン、プレスコアも展示した関係で来場者も興味だけでなくアモルファスモーターの市場投入を実際に行うという顧客が、増えたと感じました。また、昨年と違い島根大学の学生の方々にも、説明のお手伝いを頂いた関係で来場者対応も格段にレベルが上がったと感じております。
今後も、NEXTAを中心とした「たたらプロジェクト」における連携をさらに深め、地域の産学連携体として新製品・新技術を市場に送り出してまいりたいと存じます。
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■参加学生の声
福田 英さん(自然科学研究科 博士後期課程 理工学専攻 荒河研究室)
今回初めてTECHNO-FRONTIER 2026に参加し、とても貴重な経験をさせていただきました。普段は接する機会の少ない企業の方々や県・大学の職員の方々と交流する中で、自分の研究が社会とどのようにつながっているのか、またどのような点に関心を持たれるのかを知ることができました。特に、モーター開発において大学で取り組むミクロレベルの研究が新たな技術の基盤となりうることを実感し、研究の社会的意義を改めて認識しました。今回の経験を今後の研究活動に生かし、より広い視野を持って取り組んでいきたいと思います。ありがとうございました。


梶山 修暉さん(自然科学研究科 博士前期課程 理工学専攻 荒河研究室)
これまで学会で発表する機会はありましたが、展示会での発表は今回が初めてでした。来場者の方々に専門的な内容をわかりやすく説明することの難しさを感じる一方で、質問や意見をいただく中で、自分自身の研究やプロジェクトへの理解をより深めることができました。自分にとって来場いただいた様々な方々と直接交流できたことは非常に貴重な経験となりました。さらに、会場内で業界動向や先端技術に触れることができ、大変刺激を受けました。このような機会を提供いただきました関係者の皆様に感謝申し上げますとともに今回得た知識や、この経験を今後の研究活動に生かしていければと考えています。


伊藤 七輝さん(自然科学研究科 博士前期課程 理工学専攻 荒河研究室)
展示会への参加を通じて、普段の研究活動では接する機会の少ない企業の方々と交流でき、大変貴重な経験となりました。ブース展示では、製品の実用化に要するコストや他製品への応用可能性についてご意見をいただき、研究だけでは得にくい新たな視点に気づくことができました。今回の交流から、研究成果を実用化・社会実装へつなげるには、技術面だけでなく、コストや応用分野など、企業や社会のニーズを考慮することが重要だと学びました。今後は、自身の研究が社会でどのように活用され得るのかを意識しながら、日々の研究活動に取り組んでいきたいと考えています。このたびは貴重な経験をさせていただき、誠にありがとうございました。


山田 蓮瑛さん(材料エネルギー学部4年生)
展示会では、企業関係者や他学学生と直接交流する貴重な機会をいただきました。専門分野の異なる方々に研究内容を分かりやすく説明することの難しさを実感するとともに、先生方や先輩方が相手に合わせて丁寧に説明されている姿から多くのことを学ばせていただきました。その学びを生かし、展示会の終盤には私自身も以前よりスムーズに説明できるようになり、自身の成長を感じることができました。また、他企業や他大学のブースを訪問し、最新技術やさまざまな研究に触れたことで、研究に対する視野を広げる貴重な経験となりました。今回の経験を今後の研究活動や自身の成長につなげていきたいと思います。
 

文責:NEXTA 柴田雅光
                                                                                                                    

 

 

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