第25回NEXTAフォーラム(第46回プラズマ新領域研究会)を開催しました

公開日 2026年05月12日

 2026年3月22日(日)、島根県松江市の松江テルサにおいて、第25回NEXTAフォーラムを「第46回プラズマ新領域研究会」と合同で開催しました。当日は、大学、企業、公設試験研究機関から計25名が参加し、現地対面形式での活発な議論が行われました。
 本フォーラムは、応用物理学会プラズマエレクトロニクス分科会の主催、島根大学次世代たたら協創センター(NEXTA)などの共催により、「プラズマ材料科学の進展と環境調和型循環経済への展開」をテーマとして実施されました。

講演会の内容
 2050年のカーボンニュートラル実現に向け、ものづくりにおける機能性の追求と環境負荷低減・資源循環の両立をいかに実現するか、プラズマ技術とLCA(ライフサイクルアセスメント)の観点から横断的な検討が行われました。
 まず、島根県産業技術センター大畑光延所長より島根県の取り組みが紹介されました。次に、東京大学の伊藤剛仁先生によるプラズマ反応場の全体像提示を皮切りに、滋賀県立大学の酒井道先生、九州大学の田中学先生、島根大学(NEXTA)の荒河一渡副センター長より、機能創出に重要な「分布」や「ゆらぎ」の捉え方と制御について講演が行われました。また、京都大学の佐野紀彰先生からは、製造現場におけるその場計測技術の事例が紹介されました。千葉大学の松野泰也先生よりLCAを用いた物質循環の捉え方が示されたほか、長崎大学の大島多美子先生によるスパッタリング成膜の評価、大阪大学の神原淳先生による積層造形用粒子の賦活再生(リサイクル)技術など、資源・エネルギー循環を見据えた具体的な研究成果が発表されました。
 最後に、東京大学の吉田豊信先生より、プラズマプロセスの実用化に向けた共通視点の重要性について講評をいただきました。

施設見学会の実施
 講演会終了後には、島根大学NEXTA研究棟、島根県産業技術センター、および竹内電機株式会社松江事業所の施設見学が行われました。参加者は、最先端の研究設備や実際の製造現場を視察し、地域における技術革新の取組について直接触れる機会となりました。

 NEXTAでは、今後もこうした研究会を通じて、次世代の材料開発と環境調和型社会の実現に貢献してまいります。
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