島根大学オープンキャンパス2025で多くの方にNEXTAを見学いただきました

公開日 2025年08月08日

 内閣府地方大学・地域産業創生交付金事業「先端金属素材グローバル拠点の創出-Next Generation TATARA Project-」(NEXTA 令和5年から令和9年まで「展開枠」として採択)では、島根大学令和7年度オープンキャンパスにおいて、令和7年8月7日(木)に材料エネルギー学部への進学希望者対象に施設説明会を開催しました。

 当日は、材料エネルギー学部のイベントと連動し、2回のNEXTA棟見学ツアーと自由見学を行い52名の方に参加いただきました。NEXTA棟では大学研究者と企業が連携して、新しい技術開発を行っていることを説明し、教員を中心に公開していない原子分解能磁場フリー電子顕微鏡(MARS)や、学生研究室等の見学を行いました。
 高校生にとって、最先端の研究開発の現場を自分の目で見、実際に研究開発を行っている研究者から話を聞くことで、大学で行う研究開発や成果が社会役立つことを実感できる機会となりました。
 また、NEXTAプロジェクトに参画している企業のパンフレットを高校生、保護者の方、大学院志望の学生向けに産学協創インキュベーションセンターで配架しました。

 NEXTAでは産学連携研究開発をわかりやすく、身近に感じていただけるよう、発信していきます。
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■研究者の声 平山尚美 准教授  
 今回のオープンキャンパスでは、NEXTA棟の見学ツアーを通じて、参加者の皆様に大学での研究活動の一端を体感していただくことを目指しました。最新の電子顕微鏡や学生の研究スペースなど、普段は見ることのできない設備を実際に見てもらい、研究のリアルを伝えることができたと感じています。最先端の顕微鏡装置や学生の研究風景を紹介する中で、参加された方々が真剣なまなざしで話に耳を傾けてくれたのが印象的でした。参加者からは、「理系の研究に興味が湧いた」「大学で学びたいことが具体的になった」「地域産業と大学との連携が興味深い」といった声も聞かれました。今回の体験が、参加された生徒さん達の進路選択や将来像を考える一助になれば嬉しく思います。  
 大学は、自ら問いを立てて自然に対する知識を深め、同時に、社会に貢献する技術を生み出す場です。NEXTAでは、企業との共同研究をはじめとする産学連携の場が整っており、研究者にとっても刺激的な環境です。今後も、こうした見学や体験型の取り組みを通じて、高校生や地域の皆様に、大学での学びや研究の魅力を発信していきます。
 

文責:NEXTA 柴田雅光

 


お問い合わせ
島根大学 研究・地方創生部 地方創生推進課 NEXTAプロジェクト推進室
Tel:0852-32-6138  
Mail: tatara(a)office.shimane-u.ac.jp     ※(a)を@に置き換えて送信ください。