2022年11月18日（金）、次世代たたら協創センター（NEXTA）研究棟で第11回NEXTAフォーラムとして、セミナーを開催しました。今回もオンラインと同時のハイブリッド形式で開催され、県内外の企業や行政関係者など多くの方にご参加頂きました。
　今回は株式会社日立製作所 研究開発グループ電動化イノベーションセンタ　モビリティドライブ研究部主管研究員の榎本裕治様を講師にお招きし、『カーボンニュートラルに貢献するモータ技術革新と磁性材料への期待』と題してセミナーを開催しました。
　セミナーでは、近年のモータにかかる技術動向、Fe基アモルファスリボンを使用した高効率モータコアの研究開発にまつわる苦労話や磁性材料の活用が期待できる分野など興味深いお話を盛りだくさんでご講演いただきました。
　セミナー後、参加者からは「モータ開発の最先端の内容を知ることができたため大変有意義な講演だった。」「次世代の技術要求が理解できた。」「モータでの損失を抑えるというのは今まさに取り組んでいる内容で、アモルファスを使用することによりどれだけ改善するかを試作品のデータを交えてわかりやすく説明いただいた。」などの感想が寄せられました。
　NEXTAフォーラムは、島根県内企業などの皆様とNEXTAとの定期的な交流を目的とした活動で、共同研究等によるイノベーション創出や、社会人の博士課程（自然科学研究科）受け入れ等による中核技術人材の育成など、新たなコラボレーションへの発展を目指すものです。

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