2022年5月25日、次世代たたら協創センター（NEXTA）研究棟で第7回NEXTAフォーラムとして、セミナーを開催しました。今回は対面とオンラインのハイブリッド形式で行われ、県内外の企業や県内の中高生を含む教育関係者など70名を超える多くの方にご参加頂きました。
　今回は「NEXTA教員の研究紹介 Part.1」と題して、NEXTAの教員3名が日々取組んでいる研究内容をご紹介し、それぞれの研究や技術がどのように役に立つかなどを参加者のみなさまにご説明しました。発表者と内容は以下の通りです。

教授　荒河　一渡　「金属の中を原子～ナノレベルで観る：透過電子顕微鏡」
教授　新城　淳史　「ものづくりにおけるデジタルシミュレーションの活用」
助教　若林　英輝　「耐熱合金の製造性と特性の評価」

　セミナー後、参加者からは「知らなかった金属の特性や、デジタルシミュレーションについて知ることができ勉強になった」、「金属材料のこと、みなさんの研究やそれにかける思いが、伝わってきてとても良かった」などの感想が寄せられました。また、教育関係の参加者様より参加された高校生の皆様の様子について「発表中に出てきた金属の元素記号を周期表で調べたり、専門用語を知っている、知らない、などと言いながら発表を聞いていました。しかし、大学での研究や学びに対して、意欲をかき立てられた様子です。」とご紹介いただき、実りあるセミナーとなりました。
　NEXTAフォーラムは、島根県内企業などの皆様とNEXTAとの定期的な交流を目的とした活動で、共同研究等によるイノベーション創出や、社会人の博士課程（自然科学研究科）受け入れ等による中核技術人材の育成など、新たなコラボレーションへの発展を目指すものです。

第8回については「NEXTA教員の研究紹介 Part.2」の開催を計画しており、日程は現在調整中です。詳細が決まり次第、ご案内いたします。

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