オックスフォード大学リード教授らによる松江南高校SSH特別講義を開催

公開日 2020年12月28日

 

  2020年12月16日、松江南高校・英国・島根大学を繋ぎ、オックスフォード大学のロジャー・リード教授(次世代たたら協創センター長)と、トニー・タン博士によるオンライン特別講義が開催されました。今回の講義は、文部科学省「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定を受け、金属などの研究課題にとりくむ松江南高校の生徒へ向けて全編英語で行われました。
  講義はAdditive Manufacturingによる合金設計を主なテーマに行われ、航空機エンジンの部品が3Dプリンティングの技術を利用して作られる様子や、電子顕微鏡を使用した組織評価、コンピューターモデリングなど、最新の技術や研究について基礎的な内容が紹介されました。松江南高校の2会場から98名の生徒が参加し、終盤の質疑応答では講義に関する質問や高校で進めている研究について質問しました。
  講義の最後には各講師から生徒へ向けメッセージが送られ、タン博士からはオックスフォード大学での研究の様子や、自らの計画について何度も考えることが大切であるとお話がありました。また、リード教授は「夢を大きく持ち、世界をより良くするために多くの刺激を受けてほしい。一生懸命に勉強すれば何事も成し遂げられる。」と参加者を激励、来年の来日講義実現に期待を述べられました。

※今回の授業に関する記事が『山陰中央新報2020年12月19日』で紹介されました。
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