NEXTAとは
先端金属素材グローバル拠点の創出-Next Generation TATARA Project-
2018年11月、島根県が申請した内閣府「地方大学・地域産業創生交付金事業」に「先端金属素材グローバル拠点の創出-Next Generation TATARA Project-」が採択されました。 本事業は、たたら製鉄の伝統が息づく島根の地で、島根県内の特殊鋼企業と島根大学が、それぞれが蓄積した知見を相乗的に発展させて、新材料の研究開発を行います。 これら研究開発を通して若者に魅力ある就学・就業の場を作り、地方創生を推進します。
島根大学は、これまでも金属材料の原子レベルでの解析技術で重要な研究成果を挙げてきました。この実績を基に、本事業に産学官連携の学の当事者として参加し、本事業が目指す「キラリと光る地方大学づくり」を進めます。
島根大学 次世代たたら協創センター "NEXTA"
「次世代たたら協創センター」はプロジェクトの研究・教育の中核を担う共同研究所として島根大学に設置されました。センター長には英国・オックスフォード大学のロジャー・リード(Roger Reed)教授を招聘しました。コンピュータ計算を駆使した合金設計など、世界トップレベルの研究を通じて金属材料のエキスパート人材を育てます。さらに、松江工業高等専門学校および他大学とも連携し、金属材料に関する理論と実践の両方を学べる環境を構築します。
名称とシンボルマークについて
「次世代たたら協創センター」の名称は、島根の地において継承され日本刀材料である玉鋼を供給し続けている伝統的製鉄法の「たたら製鉄」に因み、さらに、地域全体でものづくりを推進していくという願いを込めて命名しました。通称は「NEXTA」です。「Next Generation TATARA」から「Next」のN,E,Xと「TATARA」のT,Aを合わせたネーミングです。「次世代」を表す「NEXt generation」と「伝統的な”TATARA”」をクロスさせるという意味を込めています。
シンボルマークは、「NEXTA」のイニシャル「N」を基に、たたらを表す炎と金属を当てはめたデザインです。たたらの炎を引き継ぎさらに向上させるという意味を込めて「青い炎」を表現しています。